部品が大きいと大変?

たまに、入社したばかりの人からこういう質問を受ける事があります。

「やっぱりトラック製造って部品重いから大変なんですか?」

正直、トラックしか作った事が無い自分としては答えずらい質問なんですが、他の会社や羽村の乗用車のライン経験者の人の意見を元に書いていこうと思います。

部品が大きい=重い

日野で作ってるのは一部乗用車もあるものの、メインはトラックもしくはトラックの部品になります。

トラックは乗用車よりもサイズが大きいので、その分部品も大きく重くなります。

この部分だけ、書くとやっぱりトラックの方が大変そうだなと感じるんですが、サイズが大きい分乗用車と比べて細かい作業に器用さを求められないんですね。

特に手が大きい人は細かい作業が苦手な人も多いと思うんですけど、部品が大きいとそれ程細かい作業にならないので、大きい部品の方がやりやすいと感じる人がそれなりにいるんです。

作業するときは軍手をしてる分、細かい作業は余計やりづらくなるので、確かに部品が重い分の大変さもありますが、仕事のしやすさは別問題なんですよね。

車内で作業する工程はトラックの方が楽

車体組み立てのライン上、車内で作業をする工程があります。

この工程はどこの会社でも大変な事で有名なんですが、車内で作業をするうえでは、車体が大きいと動けるスペースが広くなるので、実は車体が大きい方が楽になる工程なんです。

1日の中で何度も膝を曲げたり、身体をかがめないといけないと言われれば、皆さんきつそうだなと思っていただけると思うんですけど、軽自動車のような車体の小さな車種だと、大きい車種と比べて身体を動かせるスペースが少ないので、膝を曲げたりする頻度が上がってかなりきついんです。

なので、工程にもよって変わる問題でもあるんですが、実は大きいからこそ楽な部分もあったりで、大きい!重い!大変!ていうのは、意外とそうでもなかったりするんですよね。

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